事務局からのお知らせ
シリーズ 『東北の今』 ~浄土ヶ浜 (岩手県宮古市)~
東北各地の”今”をお届けするシリーズ 『東北の今』
今回は、岩手県 宮古の浄土ヶ浜の風景です!
震災から9年が過ぎ、現在は当時の痛々しい爪痕はほとんど見られなくなりました.
震災当時の様子を収めた写真等は、再建されたビジターセンターで展示されております.
確かな復興が感じられた一方で、昭和37年から運行されてきた浄土ヶ浜遊覧船が
来年1月で終了となることが決まりました.
東日本大震災で2隻が廃船となり、現在は1隻のみで運航していましたが、
利用客の減少で赤字が続いていることに加え、船の老朽化や乗組員の高齢化により
判断したとのことです.
時代の流れとは言え寂しさはぬぐえませんが、浄土ヶ浜の魅力を生かし、
時代に合った新しい何かが、きっとまた、生まれるものと思います!
震災から立ち上がり、前進を続ける被災地を引き続き応援していただけると幸いです.
事務局スタッフ
新型コロナウイルス感染症の情勢に留意しつつ、新規ご支援の受け入れを再開致します
関東〜東北も梅雨入りとなり、雨の日が続いておりますが、
本HPをご覧の皆様、如何お過ごしでしょうか?
緊急事態宣言解除後、特に関東では新型コロナウイルス感染症の動向が、
まだまだ予断を許さない状況が続いておりますが、
各地域の状況に応じて、本事業でも順次受け入れを再開致します.
各県毎の受け入れ再開の予定は以下の通りです.
○岩手県
支援受入施設、6県立病院で6/19(金)から再開
○宮城県
石巻市夜間急患センター→7月4日(土)から受け入れ再開
○福島県
公立相馬総合病院→6月7日(日)から受け入れ再開済み
公立岩瀬病院→再開時期検討中
南会津病院→今後の感染者の動向も踏まえながら、7月から受け入れ再開の方向で検討中
今後も、国内の新型コロナウイルス流行状況に合わせまして、
各御施設の状態が変更などあれば、こちらHPで共有させていただきます.
事務局一同
福島県担当挨拶
そろそろコロナも落ち着きつつあるでしょうか
東北の桜の季節もすっかり過ぎてしましましたね
さて、掲載にお時間を要して申し訳ありませんでしたが、
3県目 福島県担当 伊藤諒介のコメントを掲載させて頂きます
皆様、どうぞよろしくお願いいたします
以下コメント
東日本大震災小児医療復興新生事務局(福島県担当)の伊藤と申します。
本年度から新たに担当の任を引き継ぎました。どうぞよろしくお願いいたします。
日本小児救急医学会災害医療委員会東日本大震災継続支援WGをはじめ、
当プログラムの運営にご支援・ご協力をいただいている医療関係者及び関係各位に対し、
この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。
当県では、令和2年3月に全町避難が続く双葉町について、
帰還困難区域の一部の避難指示が解除され、
JR常磐線が全線再開するなど着実に復興に向けて安心して帰還できる環境づくりが進められております。
また、同月に本県における医師確保施策の基本指針となる「福島県医師確保計画」を策定しました。
当県の医師数は、東日本大震災以前から深刻な状況な状況にあり、震災後さらに減少しましたが、
その後医師数は年々増加し、平成28年度時点においては、東日本大震災以前の水準まで回復しております。
しかしながら、東日本大震災から9年余を経過した今もなお、
相双医療圏については、多くの方々が避難生活を続けているだけでなく、
未だ東日本大震災以前の水準まで医師数は回復しておらず、今後の住民の帰還等を見据え、
引き続き医師確保に向けた取組を進めていく必要があります。
復興を更に前へと進めていくためには、その土台となる県民の健康を長期的に見守り、
安全と安心を確保していくことが大切です。
当県の未来を担う子どもたちが安心して伸び伸びと暮らすことができるふくしまを実現するため、
引き続き、全国の医師の皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
福島県保健福祉部 医療人材対策室 主事 伊藤 諒介
宮城県担当の挨拶
まだまだ新型コロナウイルスは収まりそうもありませんが
私どもも負けずに、ほそくながく、踏ん張ってまりいます
さて本日は、宮城県担当 今野直人の挨拶を掲載させて頂きます
皆様よろしくお願いします
以下コメント
この4月から東日本大震災小児医療復興新生事務局の宮城県担当となりました今野と申します。微力ながら小児医療復興の力になれるよう努めてまいりますので,どうぞよろしくお願いいたします。
全国の小児科医の先生方におかれましては,震災から9年が経過した今でも「石巻市夜間急患センター」へのご支援を賜り,心より感謝申し上げます。ホームページカレンダーの土曜日に「ご支援を頂く予定あり」の文字を見るたび,「ほそくながい」ご支援の継続を大変ありがたく感じております。
今年度は震災から10年目であり,宮城県においても県震災復興計画の最終年度となります。このことから今年1年は仕上げの年であり,これまで蒔いてきた「種」が花開くときではないかと思います。復興の花を今後も絶やさないように継続していくことが我々の使命だと考えておりますので,全国の小児科の先生をはじめ,皆さまからの引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和2年4月
宮城県保健福祉部医療政策課 地域医療第二班
主事 今野 直人
岩手県担当の挨拶
2020年度新しい門出を皆様は如何お過ごしでしょうか
東京の桜は残念ながら、コロナウイルスの影響であっという間に
葉桜になったとのことです
さて、本事務局も新しい担当を迎え、コロナ克服後を見据えて体制を新たにしているところです
以下に、岩手県担当 山崎重信(岩手県保健福祉部医師支援推進室 医師支援推進担当課長)のコメントを掲載させて頂きます
今後、お問い合わせ等に対応させて頂きますので、何卒よろしくお願いします
以下、コメント
東日本大震災小児医療復興新生事務局の総合窓口と岩手県担当を務める、岩手県医師支援推進室の山﨑と申します。
東日本大震災津波から9年余が経過しました。
これまでの全国各地の医師の皆様の御支援は、被災地の子ども達とその親御さん、そして地域医療を支える医療関係者にとって、どんなに心強く、安心感をもたらしたか図り知れません。改めて心から感謝申し上げます。
私が所属する岩手県では、県の総合計画である「いわて県民計画2019-2028」の実施計画である「復興推進プラン」に基づき復興の取組を進めています。
被災者の住宅再建では、年内には全ての災害公営住宅が完成し、年度内には全ての宅地が供給され、順次住宅が再建される見通しです。復興道路等も、年度内には全線開通する見込みであり、平成31年3月に8年ぶりに運行再開しながら同年10月の台風19号で再び被災した三陸鉄道も、本年3月20日には全線運行を再開しました。
一方で、被災された方々のこころのケア、住宅再建支援、生活再建先でのコミュニティ形成支援など、きめ細かい取組がこれからも一層重要となっています。
被災地では少子化が進み人口がどんどん減少しています。そのため、被災地で生活再建された方はもとより、内陸や県外への避難を余儀なくされた方が生まれ育った故郷に戻り、安心して子どもを産み育てられる環境づくりが必要です。その意味でも小児医療の充実は極めて重要な課題であり、被災地の復興のために不可欠なものです。
全国の小児科医の皆様におかれましては、このような被災地の事情を御考慮いただき、今後とも、「ほそくながく」御支援いただきますよう、どうかよろしくお願いいたします。
最後に、本事業の実施に当たり、日本小児科学会及び日本小児救急医学会並びに日本小児救急医学会災害医療委員会東日本大震災継続支援WGの関係者及び関係各位の御理解と御協力に対し、深く感謝いたしますとともに厚く御礼申し上げます。
令和2年4月13日
東日本大震災小児医療復興新生事務局代表
岩手県医師支援推進室 医師支援推進担当課長 山﨑重信