事務局からのお知らせ

高田便り 9月号

岩手県立高田病院 小児科 森山 秀徳先生が、

「子どもの遊び場と健康作りプロジェクト」を立ち上げました!!

以下そこからのコメントと、頂いた新聞記事(新聞記事へpdficon_large)を掲載させて頂きます!

是非皆様、ご協力をお願いします!

 

ここでは子どもの肥満が問題となっています。学校への通学が徒歩ではなくバスや車での通学になり、子どものための遊び場も十分ではなく運動量が減少しています。そのため先日「子どもの遊び場と健康作りプロジェクト」というのを立ち上げました。このプロジェクトを通じて子どもたちのためになることをしていきたいと考えています。もし力を貸していただける方がいらっしゃるのであればお願いしたく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

そして、9月13日~15日まで鳥取県米子市で第31回日本小児心身医学会学術集会がありました。その中のシンポジウム「災害時の子どものこころの支援」でここ陸前高田の現状を話してきました。同じ日本で起こっていることを共有し、是非この陸前高田を感じてほしいとの思いを伝えられたかと思います。このシンポジウムを開いてくださった先生方本当にありがとうございました。

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フォトアルバム「辻先生と公立相馬総合病院の仲間達」

公立相馬総合病院 事務部 総務課主幹 吉田様より
フォトアルバムをご送付頂きました。
9月21日~26日までご支援頂いた
兵庫県立こども病院の辻 真之介先生と相馬病院の皆様です!
少しずつ地域医療の「輪」が広がっていきますね!
熊院長先生をはじめ、相馬の皆差、そして
辻先生、これからもよろしくお願い申し上げます!
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「被災地で働けるということ」 弥富先生より貴重なコメントを頂きました!

(株)東日本製鉄所 千葉健康管理センター 弥富先生より

「新鮮な」コメントを頂きましたので、遠野病院コメント欄より再掲

させて頂きます。

弥富先生、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

以下、コメント

東日本大震災小児医療復興新生事務局のHPを拝見し、遅ればせながらこの程初めて、大船渡・陸前高田・遠野病院小児科のお手伝いをさせていただきました。

福島県立医大を卒業し、自分の半分は東北人と自負している私にとって、震災直後に被災地に駆けつけられなかったことは、大きな負い目になっていました。そのため今回のこの機会を本当に嬉しく思い、今後も継続して被災地のお手伝いをして行こうという気持ちを新たにしました。

被災地で出会った子どもたちは、これが一期一会になるかも・・・と思うと誰もが本当に愛おしく、連れて帰りたい気持ちが沸き起こり、人買いのような気分でした。

何よりも、医師という立場で被災地のお手伝いができ、医師になれたことを心から感謝せずにはいられませんでした。初めて医師を志した時の、あの頃の気持ちが蘇るようでした。医師であることに感謝できなくなりつつある方がいらっしゃったら、1日でも2日でも、ぜひ被災地のお手伝いをなさってみることをお勧めします。きっと何か、今後の生き方の貴重なヒントが得られるでしょう。

JFEスチール(株)東日本製鉄所 千葉健康管理センター

専属産業医 弥富 耕平

「”こども”は地域復興の宝です」 近畿大学医学部奈良病院 小児外科 教授 米倉 竹夫先生よりコメントを頂きました!

震災直後の高田第一中学校内 日本赤十字社仮設診療所での直接の診療支援から、

現在では、日本小児救急医学会、日本小児外科学会などで本事務局事業に

多大なるご協力、ご助言を下さっている

近畿大学医学部奈良病院 小児外科 教授 米倉 竹夫先生から大変貴重なコメントを頂きました。

下記に掲載させて頂きます。

米倉先生、今後ともご指導、ご助言のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。

事務局一同

 

以下、米倉先生のコメント

災害医療とは災害直後から復興に至るまでの継続的な医療支援のことです。

地域が復興していくためには、地域医療が復興していなければなりません。

“こども”は地域復興の宝です。ただ災害弱者のこどもの声を拾い上げ、医療の手を差し伸べることができるのは、小児医療従事者しかいません。

http://www.hosokunagaku.jp/に多くの方が参加していくことを強く望みます。

米倉写真

福島県立医科大学小児科 細矢教授を訪問して参りました!

去る9月4日、福島県立医科大学小児科教授 細矢光亮先生にお目にかかり、本事務局の今後の方向性につきご意見を頂戴して参りましたのでご報告いたします。お伺いした内容は、公立岩瀬病院(須賀川市)の本事業への参加についてです。

 

公立岩瀬病院は、かの後藤新平を輩出した140年の歴史ある病院です。県中医療圏として北部に郡山市が控えてはいるものの、その防波堤として広大な医療圏をカバーし、郡山市内のどの施設よりも遙かに多い入院患者(平成24年度月平均779人、外来数 1,042)のケアにあたられています。小児科部長小田先生、柏原先生といった小児科の先生はもとより院長三浦先生(外科)自ら、サポートにはいられ、病院一丸となり、小児救急医療、最後の砦として孤軍奮闘されています。また、東京電力福島第一原子力発電所からの避難者も多く、子どもの心に大きな陰を落としていることも指摘され、細矢先生自ら外来診療をされる中、本事業への参加をご許可頂いた次第です。今後、関連各所と連携を取りながら、本HP上で支援医公募を開始することとなりました。

 

また、本事務局事業の今後の方向性についても話し合いが行われました。これまで診療支援を頂いた多くの皆様から、震災から復興、再生に向かう地域の現状を実際に肌で感じることが出来たという意見を頂戴する一方で、震災以前から存在していたいわゆる過疎、へき地医療の一端を垣間見たという意見も多数頂いておりました。そこで、今後将来この事業を地域医療支援も含めたものにすることに付きご意見を頂戴し、賛同を頂きました。また地元のみならず、小児科学会・行政とも連携をより一層深め、活動していくこととなりました。

 

細矢先生、大変貴重なお時間を長きに渡り割いて下さり、大変ありがとうございました。今後ともご指導をお願いいたします。

細矢先生と面談後の一枚

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(向かって左から渕向*、細矢先生、伊藤*、齊藤*)

*東日本大震災小児医療復興新生事務局 小児救急医学会WGメンバー