みんなのコメント[岩手県立大船渡病院]
「おんせんけん?」末延 聡一(所属:大分大学医学部 小児科)
2014/12/18
[岩手県立大船渡病院]
平成26年12月3日(水) 大船渡入りし,12月6日(土)午前までの3泊4日で大船渡病院,高田病院の小児診療をお手伝いさせて頂きました,またこの間住田町の健診にも関わることが出来ました.
私は,今度で4回目の気仙地区入りで,いろんな業務に少しずつ慣れ,地域の(小児科以外の)先生方,看護師さんや保健師さんなどメディカルスタッフの方々からもいろいろ質問をして頂けるようになり,「少し溶け込んだ?」感を持っていました.
そんな矢先にある失敗・・・.
患者さんの親御さんとの会話で,ついつい大分弁を使ってしまいました.
「薬飲んだら,はよよくなるけん.(早く良くなりますよ)」
「温泉県って,言っちゃいましたけん!」のCMで少しご存知のかたもおられるでしょうが,語尾に「けん」と付けるのが大分弁の正しい使用法.岩手県での使用は,「????」マークの母と子の不思議な顔が待っていました.
ゆっくり,岩手弁も勉強して行きたいと思いました,細く長く・・・
私は,今度で4回目の気仙地区入りで,いろんな業務に少しずつ慣れ,地域の(小児科以外の)先生方,看護師さんや保健師さんなどメディカルスタッフの方々からもいろいろ質問をして頂けるようになり,「少し溶け込んだ?」感を持っていました.
そんな矢先にある失敗・・・.
患者さんの親御さんとの会話で,ついつい大分弁を使ってしまいました.
「薬飲んだら,はよよくなるけん.(早く良くなりますよ)」
「温泉県って,言っちゃいましたけん!」のCMで少しご存知のかたもおられるでしょうが,語尾に「けん」と付けるのが大分弁の正しい使用法.岩手県での使用は,「????」マークの母と子の不思議な顔が待っていました.
ゆっくり,岩手弁も勉強して行きたいと思いました,細く長く・・・

アメリカからの訪問を終えて(初めての訪問) 東梅 ひろみ(所属:アメリカ在住)
2014/10/22
[岩手県立大船渡病院]
9月8日から約5週間、大船渡病院、釜石病院、磐井病院での診療支援でした。初めての訪問でしたが、大変暖かく迎い入れてもらったおかげで、あっという間の5週間となりました。震災後3年半ということもあり、滞在中に震災後の歩みを特集した報道番組を多く目にしたり、直に震災を経験された方々から経験談を伺って、これまでの様々な方の苦労を知ることができたような気がします。もっと早い時期に訪問すべきだった、と思いました。風邪ひきの患者さんが多かったですが、後半は季節がら喘息の子が増えたように思います。全科当直体制をとっている大船渡病院では、当直という点からはお手伝いができず、小児科にしか対応できない自分の無力感を感じました。いずれの病院も、スタッフの方々が優しく丁寧に対応してくださり、初めての訪問ではありましたが働きやすい環境でした。支援に行ったつもりでしたが、スタッフの方々の優しさと受け入れ体制のよさに、わたしの方がいろいろな影響を受け、元気をもらったように思います。機会がありましたら、また訪問させてもらいたいと思います。本当にありがとうございました。

8月のお手伝いに来て岡成和夫(所属:大分大学小児科)
2014/08/27
[岩手県立大船渡病院]
お盆の期間中、地元の方々が、ふるさとを思い、たくさん帰省されていることは、
素晴らしいことだと思いました。
私も自分のふるさとの山口を思い起こすことができました。
当時、震災のことは九州から想像することは難しかったですが、
地形や環境を拝見しますと、 大分の沿岸部はほぼ同じ状態であり、
我々のいる大学病院がまさに大船渡病院の役割をすることになることが、
よくわかりました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
素晴らしいことだと思いました。
私も自分のふるさとの山口を思い起こすことができました。
当時、震災のことは九州から想像することは難しかったですが、
地形や環境を拝見しますと、 大分の沿岸部はほぼ同じ状態であり、
我々のいる大学病院がまさに大船渡病院の役割をすることになることが、
よくわかりました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

碁石海岸の石渕向 透(所属:岩手県立大船渡病院 小児科)
2014/04/28
[岩手県立大船渡病院]
4月23~26日まで大分大学小児科 末延聡一教授が気仙地域を訪れました。震災以来3回目の支援で、前回同様大船渡病院、高田病院の診療をお願いしました。大船渡市の観光名所である碁石海岸の名前の由来で盛り上がりましたが、残念ながら碁石海岸の石は本物の碁石にはなっていないようでした。写真は先生にお願いして開催した1年目の初期研修医を対象とした小児救急の研修会の様子ですが、当院にとっても貴重な機会となりました。これからもよろしくお願い致します。

自然の力、人間の力竹内 芙実(所属:国立精神・神経医療研究センター)
2014/03/31
[岩手県立大船渡病院]
初めて大船渡と陸前高田を訪れました。
十数メートルの津波と化したことが想像できないほど、穏やかで美しい海が見えました。けれども、海沿いには埋立地の工事現場のような広大な更地が広がり、わずかに残る建物には凄まじい天災の爪痕が刻まれていました。
震災当時、生死の境目を目の当たりにし、人々が経験した恐怖や悲しみの大きさは計り知れません。
自然の猛威を前に人間はちっぽけな存在であることを、改めて感じました。
けれども、震災から3年、支え合いながら大変な状況を乗り越え、前を向いて暮らしておられる人々の姿に、人間の持つ強さとしなやかさを見ました。
自然と共に、人々が安心して笑顔で暮らせる町への再生が一歩ずつ進むことを、心から祈っています。
短い滞在でしたが、暖かく迎え入れて下さった大船渡病院と高田病院の先生方ならびに職員の方々に、深く感謝申し上げます。
また少しでもお手伝いできればと思います。
十数メートルの津波と化したことが想像できないほど、穏やかで美しい海が見えました。けれども、海沿いには埋立地の工事現場のような広大な更地が広がり、わずかに残る建物には凄まじい天災の爪痕が刻まれていました。
震災当時、生死の境目を目の当たりにし、人々が経験した恐怖や悲しみの大きさは計り知れません。
自然の猛威を前に人間はちっぽけな存在であることを、改めて感じました。
けれども、震災から3年、支え合いながら大変な状況を乗り越え、前を向いて暮らしておられる人々の姿に、人間の持つ強さとしなやかさを見ました。
自然と共に、人々が安心して笑顔で暮らせる町への再生が一歩ずつ進むことを、心から祈っています。
短い滞在でしたが、暖かく迎え入れて下さった大船渡病院と高田病院の先生方ならびに職員の方々に、深く感謝申し上げます。
また少しでもお手伝いできればと思います。
